兵庫県産木材見学ツアーに参加しました vol.1

12月に入り、兵庫県木材業協同組合連合会主催の兵庫産木材の見学ツアーに参加しました。

5箇所の工場等に行き、兵庫県産木材を取り巻く諸情勢等について学びました。

少しずつご紹介します!

まずは、姫路市の奥座敷と言われる夢前町にある株式会社中塚木材商店さまへ。

ここは集成材を作る工場です。国産材だけでなく輸入材も扱っています。

全樹種12M、1000mmまで対応可能というスケールです!

自然に囲まれた広々とした敷地でラミナを加工して集成材になるまでの工程を見学させて頂きました。

驚くのは、すべてを機械化せず人間の目で選別している細やかさです。

機械と人間の互いの力で、見事な集成材が完成する工程を拝見して感じたのは、自然の素材を扱うには、完全に機械化せずに人間が確認する工程が必要だと言うことでした。

自然に囲まれた広々とした工場、加工を待つ木材、働く人の姿、どこを取っても絵になります。木の香りも心地良かったです。

木を無駄なく使う集成材。

大きな節や割れなどの欠点を取り除いたうえで、集成接着をした木質材料の集成材は、自由な長さや形状にできることも特徴のひとつです。

国産材を有効に使うことのできるこの技術が本格化したのは戦後のようで、日本で初めて集成材が建築物に使われたのは1951年に東京で建てられた森林記念館だと言われています。

いつか森林記念館にも訪れてみたいです。